日中、夜間想定等様々な避難訓練を実施してきましたが、今回の内容は「入浴中の方の避難訓練」。日中フロアから全利用者様の避難、夜間想定の一人で8人のベットからの避難訓練等は実際に皆様の協力の元で実施してきておりましたが、入浴中の避難は利用者様に協力して頂くのも…。時間がどの程度かかるかもわからないので、実際に行ってみました。

いつも通りの初期消火。消火器の使い方を再確認。

通報訓練。火災発生時には通報が消防署へ自動で入る為、折り返しの電話を取り、状況を説明します。

 

いよいよ本題の浴室、脱衣所での避難訓練。裸のままでは避難できないので、フロア内にある倉庫からシーツを持っていき、利用者様にかぶって頂きます。同時に車イスも人数分運んできます。

歩ける方はそのまま職員と避難を開始します。

 

浴室内入浴中の方に関しては、状況を見ながら、歩いて避難できる方は職員と避難。

歩行が不安定な方に関しては、車イスを積極的に使用し、安全を確保していきます。

早く安全にを目指しに、浴槽の中に浸かっていらっしゃる方は、2人介助で車イスへ移乗して頂きます。

ベテランスタッフによりテキパキと車イスへ移乗完了。

裸のままでは避難できないので、車イスの方もシーツで身を包んで頂きます。

一人移乗して頂くのに1分30秒程度。女性浴槽は6つありますので、4人で4分30秒。そこから玄関まで1分かからないぐらい。

日中の全員避難と合わせると10分以内には避難終了できる計算ですが、実際は慌ててもっと時間がかかってしまうと考えられます。

避難時の役割分担、各職員が的確に指示が出来る様に訓練が必要だと感じました。

普段は絶対に行わない、「浴槽からのつり上げ」方法ですが、ベテランスタッフだから難なく行えた点もあり、他スタッフもスムーズに行えるように練習が必要だと思いました。

今後も通常の介護技術と共に、避難時用の介助方法も学んでいき、より安全に運営できるよう取り組んでまいります。

 

屋根の排水溝が詰まったので掃除をしました。

高所作業はコワイです。

心地よい風が吹いていました。