感染防止対策として、大切なご家族との面会についてご辛抱頂いておりますこと、心の底から感謝申し上げます。

このような苦渋の決断を最初に行ったのが2年以上も前のことですが、ここから生まれたものもございますm(_ _)m

亀寿苑は以前から写真を撮ることを大切にしており、いつも寄り添って下さってる介護職員さんが撮影したものを施設ケアマネさんが整理し、私が現像に出しております。

私の出番いるのかしら??

正直、いりません。

この写真現像で全ての写真に目を通すことが出来るのですが、介護職員さんだから向けて頂ける表情なのだろうなぁ(*´꒳`*)という、素敵なお写真を見る事が出来るので、私の最も幸せな業務として行わせて頂いております。

現像の為、パソコンに向かう時は、よく、「一人でニヤニヤと怖い」とのご指摘頂いております(*≧∀≦*)

そんな指摘が気にならない、本当に幸せな一時です(*^^*)

現像した写真は入所者さんのお部屋のアルバムに保管し、面会の時などに見て頂いていたのですが、最初に面会制限が決定された時、施設ケアマネさんが「面会をご辛抱頂くのなら、せめて、写真でご様子をお伝えしたい」と一人黙々とフォトブックを作りだしました。

ご家族の反響は予想以上に大きく「写真で元気が確認できているので安心しています」といった大変嬉しいお言葉を頂いております。

当初は完全面会制限中限定だったフォトブック。

「こんなにもご家族に喜んで頂けた貰けたら、面会緩和となっても続けたい!」と、今日も施設ケアマネさんもニヤニヤしながらフォトブックを作って下さっています。

前置きが長くなってしまいましたが…

コロナ流行前から入所して頂いているAさん。

いつも笑顔でAさんの豪快な笑い声を聴くと元気を頂けます。

表情豊かなAさんのお写真からも豪快な笑い声が聴こえてきそうで、Aさんの息子嫁さんから、よく感想を頂きます。

先日、事務手続きにAさんの息子嫁さんがいらっしゃった時に頂いたお言葉。

「今回の写真もお父さんと笑ったわぁ。

顔、くっちゃくちゃにしてさぁ、本当に良い時間を過ごさせてもらったんやろなぁ!って。

ここへ来て、昔のおばあさんの顔に戻ったって喜んでるんやわ。

おばあさんの連れ合いを看取ったときは、本当にいろいろ大変やってさ、『もう、私が悪者になったらそんでええ!』って、とにかく辛かったけど、おばあさんはこんなに違うかって。

これ、私、外に出る時は必ず(フォトブック)持ち歩くの。『おばあさん元気にしとんの?』って聞かれても、写真見てもらったらすぐわかるやろ。『元気すぎるくらいやなぁ』ってみんな喜んで下さるわ」

『こういうお言葉を聴かせて頂けるからフォトブック作りが私にとって大切なコトなんです!! by嬉し涙目の施設ケアマネ』

私にも幸せお裾分けありがとうございますm(_ _)m

Aさん在宅時、担当ケアマネだった居宅ケアマネさんが加わり、Aさん息子嫁さんから…

「(居宅ケアマネ)さんも、おばあさんの写真見てくれてるの??見てくれやなあかんよ!」

居宅ケアマネ

「もちろん、とびっきりの笑顔に喜んでます」

Aさん息子嫁さん

「こんなに笑顔で、たまには家帰りたいとか言えばいいのになぁ。(居宅ケアマネ)さんや、他のおばあさんのお世話してくれてた人も、もう家にはこやへんし、寂しいもんやわぁ。

ま、ここで、あんたらに会えるから良いか。」

入所の決断当時はいろんな事があった上だったと思います。

そこから現在、ご家族より「たまには家に帰りたいと言えばいいのに」というお話を聴かせて頂けるのは亀寿苑にとって、本当に嬉しい事です。

適度な距離があるから、思い出せる本当のお姿や思い出、再認識できる絆があります。

そして、入所者さんを通してのご家族とのご縁。

笑顔を喜び合える事、職員に会えるからと言って頂ける事、職員一同、幸せに思います。

写真だけでなく、自由に面会していただける日が早くきますように。