とある利用者様のお話。

3週間程前から、デイに到着後、「朝ごはん食べていない」「夕飯を食べていない」と話されるようになったAさん。

自宅でも食後に「ご飯まだ?」と話されていたそうです。

2週間前の週は、お泊まりデイをフルに利用されていました。やはり朝食後、夕食後に「まだ食べていない」と言う話をされてみえました。

満腹感を感じにくくなっているのか?職員の間で色々話し合い、食事の量を少し増やしてみたり、食間に小さいおにぎりを提供してみたり…。結果はあまり変わりませんでした。

そんな時、ある職員さんが「昼食の時は話されないよね」と。

職員間で再度検討会。

違いは何か。

様々な意見がありましたが、その中の一つ。朝食後、夕食後は、職員、又は近くの利用者様が下膳していただいていること。A様にとって、食事は下膳をする一連の動作を含めて「ご飯を食べた」と、脳の中で認識し記憶に残るのでは。

と言うことで、早速試した所、お泊まりデイ中は「ご飯を食べていない」と話されることなく過ごされました。

実践してみて思ったことは、食事の記憶と言う点もあるかもしれませんが、自分のペースで食事をできない事の不満、「心の悲鳴」だったのかもしれません。

改めて、「気付き」の大切さ。そこからの「対応方法の検討」の大切さ。

最も重要なのは「その方のペースで過ごしていただく」大切さ。

3大切さを意識して、業務に励んでいきたいと思いました。

とある利用者様の願い事。

七夕の竹の準備が遅れましたm(__)m