毎年恒例、亀寿苑の気付き発表会が本日行われました。

亀寿苑三本柱である学習療法についての発表会なのですが、発表内容は学習療法のことだけではありません。

入所者様と過ごさせて頂く中での発見、それは「学習療法の効果だ!!」と感じるからです。学習療法を行っていない入所者様でも、学習療法を続けたことで得ることができた職員の気づきの視点や感性、接し方の賜物であるためです。

 

学習療法は入所者様のためだけでなく、職員の大切な成長ツールです。

 

今回は発表6名の職員さんが発表して下さいました。

今回もたくさんの名言を頂きました。

 

『入所者様の行動は職員に対してのSOSメッセージであり、その行動の意味を考え、理解しなければいけない』

『A様にとって、どれほどすごい事であったのか、A様が一生懸命に行って下さったのに、その時すぐに気付けなかった事は、ひとつの後悔』

『家族様の思いに寄り添い、利用者様が元気に生活が送れるお手伝いが少しでもできれば…』

『学習療法を通して、入所者様の過去や思いを知り、尊敬が深まり、信頼関係につながる』

『目がほとんど見えない入所者様から、優しく囁くようにかけて頂いた「大丈夫?」の一言。人として、計り知れない大きな愛情を教えてもらい、私の宝物になった言葉』

『学習療法から利用者様の新たな一面を知ることができる。』

等々…

どの発表でも共通しているのが入所者様の対する思いの深さ。感激の涙をこらえながら、聴かせていただきました(;_;)

 

入所者様の半年後、一年後も今よりお元気になって頂くことを目標に、学習療法や生活リハビリを継続して行う事の大切さについて話し合うことができました。

素敵な発表をありがとうございます。